ホットクックの弱点をカバーできる冷凍調理(鶏もも肉編)レシピも4つ紹介!

ホットクック研究室

今回は鶏もも肉で冷凍!

前回の鶏むね肉の冷凍調理から時間が空いてしまいましたが、今回は鶏もも肉で試作していこうと思います。
鶏もも肉は過加熱が起きても柔らかき食感が残る部位ではあるので、冷凍するメリットは感じにくいかもしれませんがどうなるでしょうか?
おさらいとして、下味をつけて冷凍するメリットを簡単に説明します。
肉の過加熱を防ぐことで肉の水分を出すのを防ぐ、味が染み込む、時短になるの3点です。
今回も前回と同様、塩とブラックペッパーの味付けでやっていきます。

冷凍鶏もも肉(うま塩味)のレシピ

材料

鶏もも肉     2枚(600g位)
塩        小さじ1
ブラックペッパー 小さじ1/3

作り方

肉の周囲にはみ出している脂や黄色い脂をキッチンバサミや包丁で取り除く。
キッチンペーパーで水気をしっかりとります。
少し面倒かもしれませんが、臭みの原因になるので取り除くことをお勧めします。
脂の部分を上にひくようして、こそげるイメージでやると綺麗に取れやすいです。

この後は前回の鶏むね肉のレシピと同じです。
1切れ30g位の大きさに切ります。

塩小さじ1、ブラックペッパー小さじ1/3をかけ、しっかり揉みこみます。
私は下味を揉みこむ際、パッドに肉を入れ調味料を入れ揉みこむ方法と、ジップロックに肉を入れて調味料を入れ揉みこむ方法2通り試したのですが、今回の塩味に関してはパッドで肉に直接揉みこむ方法の方が適していると思いました。
なぜなら、ジップロックで塩を入れて揉みこむのは時短にはなりますが、ジップロックの内側に塩が張り付いてしまい鶏肉にうまく揉みこめなかったためです。
ジップロックに入れ浸水法などで真空にして、なるべく平らになるように四等分に分けます。
バットなどに乗せ、冷凍庫で冷凍します。

ホーローバットなどを使うと熱伝導率が高いため、早く冷凍できておすすめです。
サイズは18取がオススメです。

冷凍鶏もも肉を使ったレシピ4つ

鶏もも肉ときのこのハニーマスタード炒め

きのこと玉ねぎを下に敷き、その上に冷凍した鶏もも肉を重ね、はちみつと粒マスタードで味付けしたレシピです。
水分の出やすいきのこ、たまねぎを使ったためか、出来上がりが少し水気が多く感じましたが、おいしく作れました。

鶏もも肉と長ネギのとろとろ炒め

鶏もも肉のハニーマスタード炒めで出来上がりの水気が気になったため、このレシピでは試しに冷凍した鶏もも肉をぬるま湯で解凍してから、キッチンペーパーで水気を拭いてから調理してみました。
ネギをとろとろにする際水分が多く出るため、直接入れると鶏もも肉の水分で水っぽくなりすぎるのではと。
また鶏もも肉の旨味を逃さないため片栗粉を鶏もも肉をまぶしました。
冷凍したままでは片栗粉をまぶすことは不可能ですが、調理前に解凍することで粉をまぶすことができます。
調理工程の選択肢を増やす点においては使い道があると思います。

味付けに関しては醤油を風味づけに少し使い、仕上げに鰹節を使うことで、ネギから出た旨味の水分を鰹節にまとわせうまみ成分をより感じれるように工夫しました。
解凍後調理し片栗粉をまぶすことで、水っぽくならずおいしく作れました。

鶏もも肉とごぼうの照り焼き

このレシピも先ほどと同様、ぬるま湯で解凍後、片栗粉をまぶして調理しています。
ごぼうを厚めに切ることで食感を残し食べ応えアップを狙いました。
味付けに関しては醤油、はちみつを加え甘辛な味に、そして仕上げに白いりごまを使っています。
鶏もも肉の柔らかさ、ごぼうは歯ごたえがあり、食感のコントラストを楽しめます。
また片栗粉をまぶしたことで、甘辛たれが具材に絡みやすく、いりごまを加えたことで香りもよく満足いくレシピになりました。

鶏もも肉のトマト煮

鶏もも肉のトマト煮という定番レシピを冷凍鶏もも肉で作ってみました。
煮物になるため冷凍した肉をそのまま使い調理しています。
カットトマトを使っているため、作るのが簡単なレシピです。
目新しさはないかもしれませんが、安定のおいしさでした

総括

鶏もも肉の冷凍調理はあり?なし?

鶏もも肉は鶏むね肉に比べると、脂肪分が多いです。
そのため火が入りすぎても硬くなりすぎることは起こりにくく、冷凍してもそこまで違いはないかと予想していました。
しかし冷凍した後火を入れると、冷凍なしの場合と比べると肉の食感がプリプリで味が濃く感じ、よりおいしく感じました。
解凍後使った場合も、同様においしく感じました。
なぜおいしく感じたか考えてみると、塩を使って冷凍していることで旨味が増していることが要因ではないかと思います。
塩味が添加されると、うまみ成分を感じやすくなるといわれているので、下味冷凍したことで鶏もも肉に多く含まれるグルタミン酸を、より強く感じられたのかもしれません。
よって、鶏もも肉も冷凍調理はありだと思います。

作ってみて分かった冷凍調理のメリット

下味をつけて冷凍して私が感じた一番のメリットは調理遺憾の短縮ができ、料理を作る際の味付けの手間が省けたことでした。
肉に味がしっかり入っているので、他の具材の味が多少薄くてもバランスが取れ味付けしやすかったです。

冷凍調理の課題

冷凍したものをそのまま入れるのか、解凍してから入れるのか使い分けが難しく感じました。
鶏もも肉を使って調理した結果、鶏もも肉は過加熱でもおいしく食べられるので調理前解凍は使いやすいのかも。
つまり脂の多い肉・部位の場合は解凍後調理脂の少ない肉・部位は冷凍のまま調理が適しているかも。
また調理方法としては炒める場合は水気をケアするために調理前解凍、水分が出ても仕上がりに大きな影響がない煮物、スープなどは冷凍のまま調理が適しているのかも。
他の肉も色々試して今後も考察していきたいと思います。

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